2006年12月10日

FIFAクラブワールドカップから考えるアジアサッカーの未来

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2006 缶バッチセットそれほど話題になっていない気もするが、FIFAクラブワールドカップが今日から開幕する。国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する6つの連盟王者のクラブが一堂に会し、世界一を決めるという大会だ。昨年度は南米王者のサンパウロFCが栄冠に輝き、何と言ってもカズがシドニーFCに期限付き移籍で出場したのが記憶に新しい。

今年の出場クラブは以下のようになっている。

[AFC:アジアサッカー連盟] 全北現代モータースFC(KOR)
[CAF:アフリカサッカー連盟] アハリスポーティングクラブ(EGY)
[CONCACAF:北中米カリブ連盟] クラブアメリカ(MEX)
[CONMEBOL:南米サッカー連盟] SCインテルナシオナル(BRA)
[OFC:オセアニアサッカー連盟] オークランドシティFC(NZL)
[UEFA:欧州サッカー連盟] FCバルセロナ(ESP)

注目のクラブはというと、知名度で言えばバルサだろう。しかし主力に怪我人が頻発しておりベストメンバーからは程遠い。クラブアメリカにはおなじみの蟹ばさみブランコや「ピオッホ」ことクラウディオ・ロペスという懐かしい名前も見られる。インテルナシオナルでは、マルセイユにいたFWフェルナンドンが主将としてチームを牽引する。そしてオークランドシティには、岩本テルが在籍し、昨年のカズと同様の使命を背負う。

以下、昨年度のエントリも振り返りつつ。

まず、このFIFAクラブワールドカップには、少なくとも現状では2つの切り口から見ていくべきだと思う。ひとつは開催国である日本の思惑。もうひとつはオセアニアとアジアの関係。

昨年度のエントリ、「二階席から眼鏡: カズのシドニーFC移籍まとめ」(参照)では、そのあたりのことを箇条書きにして羅列した。関連エントリ「二階席から眼鏡: カズのシドニーFC移籍の真相」(参照)とも合わせて参照いただきたい。

大筋の構造は今年も昨年とあまり変わらないと思う。つまり、自国開催で成功を収めたい日本サイドが、Jリーグクラブの不出場による集客減リスクをヘッジするために、日本人選手を出場チームに移籍させること。それによって日本での開催を繰り返したいということ。また、その受け入れ先としてはアジア進出を目論むオセアニアサッカー連盟のクラブが乗り気であることだ。

しかし、昨年度の受け入れ先であったオーストラリアは、すでにアジアの一員になってしまった。したがって今年はオセアニアNo.1に繰り上がったニュージーランドのチームがその役目を負ったのだ。

そしてそのニュージーランドもAFC移籍を希望している。将来的にそれが叶った場合は、どうなってしまうのか。もちろん日本サイドとしては、浦和頑張れ、Jクラブ頑張れということなのだろう。クラブワールドカップ的には頭の痛い問題だ。なにしろ1チームだけ明らかにレベルが下がることになるからだ。参考までに、ニュージーランドが抜けてしまうと残る10カ国はこんな顔ぶれになる。

アメリカ領サモア
クック諸島
サモア
ソロモン諸島
タヒチ
トンガ
ニューカレドニア
バヌアツ
パプアニューギニア
フィジー

さすがにこの面子ではバランスが悪くなると考えるだろう。そこで、ここからは勝手な予想なのだが、オセアニアは将来的にアジアサッカー連盟と一緒になるのではないかと思う。これも以前のエントリ(参照)で書いたが、そうしたあとに中東エリアの連盟と極東・西太平洋エリアの連盟に分かれるのではないかという気がするのだ。ちょうど北中米カリブ連盟のように、東アジアはいずれああいう構成になっていくのではないかと思う。

*関連エントリ

二階席から眼鏡: カズのシドニーFC移籍の真相
二階席から眼鏡: カズのシドニーFC移籍まとめ
二階席から眼鏡: 豪州、AFC加盟へ一歩前進も‥


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posted by 毛糸居士 at 17:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ  このエントリーを含むはてなブックマーク 
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